坂を転がる果実のように

吉本坂46 を応援するブログ(藤井菜央推し)

吉本坂メンバー自己紹介 アイドルファン視点の寸評

先月の『吉本坂46が売れるまでの全記録』で放送された自己紹介の感想です。


ゆりやんレトリィバァさん

名前に絡めての犬コンセプトがよかった。今田さんには「『みんなで犬小屋を建てよー!』というフレーズだけは意味がわからない」と言われてしまっていたが、そういったキーワードがあるとゆりやん推しの皆様のことを例えば「建設員」などと呼称できて良さそう。


おばたのお兄さんさん

冒頭の「0!2!3」の繰り返しが3回である点が気になった。一般に偶数回のほうがテンポが良くなるのでは。レスポンスを想定すれば、自分で1回→客席に手を向けて1回の計2回か、それを2巡で計4回かが良いと思う。全体的に長い。削れる箇所は削ってほしい。最後に駄目押しのようにポーズをするのも不要。ポーズを入れたいならフレーズ中に組み込むほうがまとまるかも。


エハラマサヒロさん

リズムに乗せた自虐ネタの部分だけでも充分な長さがあるので、そのリズムを崩してまでモノマネネタを入れてしまうと少々くどく感じられるのでは。アイドル・エハラ推しの皆様はどんなお気持ちで自虐をご覧になるのだろう。そこも愛おしい、のほうに転んでくれればとても良い自己紹介になるかもしれない。




マサルコさん

アイドルの自己紹介は、ファンにも覚えて一緒に言ってもらえることが肝要だ。よって、ファンが口に出しづらい放送禁止用語は極力避けるべきと愚見を述べたい。ご本人が「ゲイ」というワードではなく「ホ」で始まるワードに誇りをお持ちなのであれば自己表現においてそれを用いるのは当然のことだろうが、アイドル活動においてはファンも覚えることが前提とはなっていないトーク等の場での使用に留めるべきでは、などと言ってしまうとアイドルから自己表現の権利を奪ってしまうことになるか…… であればこれはアイドル側に求めるべきことではなく、ファン側で自主規制すべきことか。

それはともかく、長い。


岩橋良昌さん

長い。フレーズに区切れを作るとレスポンスしやすい。


八木真澄さん

代名詞の一発ギャグを弾丸速で詰め込んでいて良かった。脈絡のない被り物は、ステージ上で毎回披露する用意はあるのか疑問。自称・Cute担当としての演出にそれほど効果的には思えなかった。顔も読みづらくなるし、どうしても着けたいなら耳カチューシャがベターでは。肉球ギャグの「Cute(笑)」感は良かった。ギャグを毎回入れ替えるのであれば、八木さんの思う可愛い系ギャグを詰め込んだバージョンも見てみたい。




・岡畑雛生さん

アイドルの自己紹介をよく勉強して作ってきたのだろう。真面目で純粋そう。その分、アクの強い芸人さんたちに混じっての自己表現で苦心するかも。実力は確かなので、もし困ることがあれば盛り立て上手な先輩方にご助力願いたい。


木原実優さん

見た目(マッシュヘア)、ルーツ(お父さまが気象予報士)、性格(フレンドリー)をコンパクトにまとめ、若干のツッコミどころも作りつつ、「げんきーちゃん」のフレーズで愛称と元気キャラのアピールもできていて非常に優秀。完成度が高い。強いて挙げるなら「吉本坂みんなの飲み友達」はわずかながら語呂が良くないので、「飲み友達」のワードは活かしつつ七五調など語呂のいい調子にできると良さそう。


・梶原颯さん

まず、画角はもう少しどうにかなりませんでしたかね。
内容のシンプルさに比して手数が多いためテンポが悪い。服をまくって筋肉を見せるシーンがあったが、衣装を着用している際のことも想定できているだろうか。(逆に、オリジナル衣装を制作するときはいつでも脱げるものをオーダーすることが必要かもしれない)まあでも、どことなく愛嬌があって嫌いではない。




多田智佑さん

本人は疑問を持ちつつも今田さんは好感触だった「いつも心になんでやねん」、語呂も良くツッコミのポジションも表せていて良いと思う。持ちネタの「ナイスぅー」まで短い時間で盛り込んでいる点も良い。アイドルのキャッチフレーズで大切な要素であるテンポの良さはクリアできている。ただ、背景のエアコンがなぜだか無性に目についてしまった。なんの変哲もないエアコンではあるのだが。


・きょんさん

モノマネを前面に押し出した自己紹介。ご本人のキャラが伝わりづらいのが難点。(特にモノマネが有名な芸人さんということでもないようなので) また、客席にもずっこけをしてほしい様子だったがそれは要求が高い。反応を求めるならもう少しコール&レスポンスのしやすいフレーズを入れると良い。


HIDEBOHさん

テイク1:長い テイク2:名前を言えていないからただのギャグ との自己評価によりテイク1でエントリー。
どちらもまったく仰るとおり。問題点しかない。だがただのギャグからですら伝わる体幹はさすが。とりあえず、岡畑さんの前では披露しないでくれればそれで良い。あと同じく2期生の渡口さんも擦れていなさそうな印象を受けるのでそこもお願いします。


以上の12名から、早川聖来さんによって1位に選ばれたのはHIDEBOHさんだった。
個人的には、アイドルにおいては「視界に入るだけでつい気になってしまう存在感」を持つ者が有利だと思う。今回、そんな天賦の才をもっとも感じたのは、多田さんのご自宅の白いエアコンさんだった。当ブログではエアコンさんを1位に推す。